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根を見る。土を見る。農業の未来を見る。

1. What We Study

(研究テーマ)

① 菌根菌と作物

  • 菌根菌は本当に効くのか?

  • 土着菌と資材菌の違い

  • 作物ごとの相性

② 根系と乾燥耐性

  • 深根は本当に drought に強い?

  • 水管理で根はどう変わる?

③ アジア水田生態系

  • 水田は食料だけではない

  • 農家は何を見て技術を選ぶ?

2. Research Highlights

ハイライト① 菌根菌は、本当に作物を助けるのか?

植物の根には「菌根菌」と呼ばれる土壌微生物が共生しています。
近年、菌根菌を利用した微生物資材が注目されていますが、

  • 本当に作物生育を改善するのか?

  • どんな土壌で効くのか?

  • 土着菌との違いは何か?

 

は、まだ十分には分かっていません。

私たちの研究で分かってきたこと

① 菌根菌資材は「どこでも効く」わけではない

黒ボク土では感染率は上がっても、生育改善は限定的でした。

→ 土着菌との競合が重要と考えられます。

② 作物ごとに“相性の良い菌”が違う

 

ダイズ、ヒマワリ、トウモロコシでは、優占する菌群が異なりました。

→ 「万能菌」ではなく、作物適応が重要かもしれません。

③ 土壌条件で菌の働きは変わる

赤玉土では初期生育改善が確認されました。

→ 土壌物理性・養分条件が影響している可能性があります。

④ 「見えていなかった菌」を見えるようにした

 

解析法を改良し、

  • AM菌特異的プライマー

  • サイズ分画

により、菌根菌リード比率を改善しました。

なぜ重要?

微生物資材は「入れれば効く」時代から、

 

「どの土壌に、どの作物に、どの菌を使うか」

 

を考える時代に入っています。

研究ハイライト② 深い根は、本当に乾燥に強いのか?

「深根性は drought tolerance に有効」と言われています。

でも:

  • どんな環境でも有効?

  • 水管理で効果は変わる?

  • 収量まで改善する?

は単純ではありません。

私たちの研究

  • root QTL導入系統

  • upland / lowland比較

  • 異なる水管理条件

を用いて解析。

分かってきたこと

  • 深根性の効果は環境依存

  • 水管理でQTL効果が変化

  • 根量だけでは説明できない

「根は見えない。でも、収量を決めている。」

 

研究ハイライト③  水田は、コメを作るだけではない

アジアの水田は、

  • 生物多様性

  • 水循環

  • 地域社会

にも影響しています。

 

私たちの研究

  • 農村調査

  • 農家インタビュー

  • 生態系サービス評価

伝えたいこと

農業は「生産」だけではありません。

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